ひょうごミュージアム

ひょうご碑物語『東播用水完成記念碑(稲美町野寺)』

2020/12/29
 淡山(たんざん)疎水は、淡河(おうご)川疎水と山田川疎水の総称で、神戸市北区から加古郡稲美町に至る総延長26・3㎞に及ぶ疎水である。
 播磨地方は雨が少なく、ため池を作っても米作には水が不足しがちだった。しかし、東播磨の印南野台地では米作を行うことになったため、新たな用水が必要となり、1888年  ・・・続きを読む

ひょうご描き歩き『柏原藩陣屋跡(丹波市柏原町)』

2020/12/16
 柏原は、織田信長の弟信包(のぶかね)に始まる織田家柏原藩の城下町として栄え、武家屋敷や町家、細い路地、水路などの面影が残る風情のある町である。放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」の明智光秀や織田信長ゆかりの地として幟やポスターが町中に賑々しい。この「ひょうご描き歩き」連載の初期に掲載した「木の根橋」の  ・・・続きを読む

ひょうご碑物語『雄飛之碑(西宮市上ヶ原山田町)』

2020/11/26
 甲山を背にした白亜の時計塔が印象的な関西学院。そのキャンパスを通り抜けた北側の上ヶ原八幡神社境内に、元海軍航空隊関係者の建立とされる「雄飛之碑」がある。碑の横には、錆びついたプロペラと錨も。当初はキャンパス内にあったようだが定かではない。
 関学中等部卒業生の回想録によれば、敗色濃厚な1944(  ・・・続きを読む

ひょうご描き歩き『長谷ダム(神崎郡神河町)』

2020/11/15
 播但連絡道・神崎南ICで下り、ススキの名所砥峰高原を目指して県道39号を走るとその途中、この長谷ダムが眼前に現れてくる。
 この長谷ダムは大河内発電所の下部ダムで、上部の太田ダムから高低差400mを利用して地下水路を落下させて発電機を回し、最大で128万㎾の発電能力を有する。ここは  ・・・続きを読む

ひょうご碑物語『椎名麟三文学碑(姫路市書写)』

2020/11/01
 椎名麟三は、飾磨郡曽左村(現・姫路市書写東坂)の生まれ。両親とも愛人を持ち、のちに両親とも自殺したため生活に困窮して14歳で家出。旧制姫路中学を中退し、職を転々としたあと、宇治川電気(現・山陽電鉄)に入社。車掌時代にマルクスを読んで日本共産党に入党した。
 1931年(昭和6年)に特高に検挙され  ・・・続きを読む

ひょうご描き歩き『やしろの森公園(加東市上久米)』

2020/10/17
 中国自動車道・ひょうご東条ICを下りて15分、兵庫教育大への案内標識に従って車を走らせるとやしろの森公園の案内板が出てくる。
 この里山公園は県民の参画と協働による県下初の自然活用型野外CSR事業の一環として20年前に誕生した。ボランティアスタッフが中心となって運営されていて、県民が森に親しみ楽  ・・・続きを読む

ひょうご碑物語『中崎遊園地ラヂオ塔(明石市相生町)』

2020/09/29
ラジオの普及を目的にNHKや自治体が全国の公務員や神社に「ラヂオ塔」を設置したが、この塔は1937年に明石市が設置したもの

 灯台でも灯篭でもなさそう……。よく見ると「ラヂオ塔」の文字。1937(昭和12)年に明石市が設置した。
 ラジオの普及を目的に1925(大  ・・・続きを読む