ひょうごミュージアム

ひょうご描き歩き133
竹野海岸  (豊岡市竹野町)

2022/10/12
 前回の大乗寺(応挙寺)から北へ香住海岸に出て、海沿いに東にいくつか上り下りした岬の上に、休暇村竹野海岸がある。ここには宿泊施設の他に、キャンプ場、テニスコート、芝生広場などがあってとくに夏は若者たちで賑わいそうだ。この施設の玄関先から木造の散策路が海岸へと下っていて途中に何カ所かのビューポイントがある。
 画はすぐの第1展望台から眼下の大浦海岸をスケッチしたもの。透き通った入江に打ち寄せる白波と広がる海の景観が魅力的。ここは遥か彼方の海を赤く染めて沈む夕日が美しい展望台でもある。
 さらに先の第2展望台まで樹林の中のバリアフリーの散策路を下っていくと、この欄でかつて取り上げた波に浸食された奇岩が連なる庵蛇浜に出る。この右手の海に突き出た岬が兵庫県最北端となる猫崎半島で、海に向かって猫が寝そべっているような形からこの名が付いたようだが、近年はキューピットが仰向けに寝ている形に見立てて「キューピー半島」と呼ばれ、近くの神社で祈祷されたキューピーストラップが土産物として売られ、若い人には恋愛成就のシンボルとして人気とか。この半島の東側の竹野海岸には、台風接近中のためか人の姿はなかった。(嶋谷)