ひょうごミュージアム

ひょうご描き歩き128
フラワーセンター(加西市豊倉町)

2022/04/27
 中国自動車道・加西ICから南すぐに、46㌶におよぶ自然林を生かした全国有数の花と緑の植物園「兵庫県立フラワーセンター」がある。入口を入ってすぐの中央花壇では、春はチューリップ、夏はサルビア、マリーゴールド、秋はキク、冬はビオラやハナナと四季折々の草花が植えられる。すぐ左手のガラス張りの大温室では熱帯、亜熱帯地方のエキゾチックで色鮮やかなベゴニア、ストレプトカーパスなどの花が咲き乱れる。ウツボカズラなどの食虫植物が集まっている温室もあり、その数の多さは日本有数とか。園内中央には水鳥の遊ぶ亀ノ倉池が配されていて1周20分ほど。その遊歩道を辿っていくと、バラ園、梅園、しゃくなげ園、紫陽花園、ボタン園などが群をなして配置されている。
 背後の飯盛山の展望台への散策コースを辿り、つつじの小道、椿の森などを巡っていくのも気持ちよい。
 池を巡る一画に古代中国鏡の世界的なコレクション約100面を展示する「古代鏡展示館」がある。加西市在住の美術品蒐集家、千石氏所有のコレクションの受贈を受けて、県立考古博物館の加西分館としてここに数年前に建てられた。園内散策に疲れたらここで一休み。(嶋谷)