ひょうごミュージアム

ひょうご碑物語『神鍋発祥之碑(豊岡市日高町)』

2020/06/16
碑は、スキー場開設60周年を記念して1983年に神鍋山山頂付近に建てられた 
 豊岡市にある神鍋山は、標高469m。約70万年前から2万年前まで周辺の火山群とともに断続的に噴火していた。溶岩は玄武岩で流れやすく、稲葉川に沿って円山川近くまで15㎞も流れ下っている。神鍋山山頂には周囲750m、深さ40mの噴火口が口を開け、底部まで歩いて降りることがでる。
 神鍋スキー場は、当時の西気村村長・中島久太郎が、火山による山の傾斜がスキーに適しているのではと、自ら神鍋山一帯を調査し、1923年(大正12年)に開設したものである。1965年(昭和40年)には冬季国体スキー大会の競技場にもなった。
「神鍋発祥之碑」は、スキー場開設60周年を記念して1983年(昭和58年)に山頂付近に建てられた。スキー場というと、冬だけという印象があるが、夏にはサマーゲレンデが開設され、春や秋にも行楽で訪れる人は多い。
 私は、毎年春のGW頃に山菜採取に出かけるが、今年は異様だった。新型コロナウイルス禍によって「道の駅・神鍋高原」は閉鎖され、広い駐車場も10数台のスペースを残して封鎖されていた。(森山)

【メモ】北近畿豊岡自動車道・日高神鍋高原ICで降り、西へ車で約15分の「道の駅・神鍋高原」から山頂までは徒歩約20分。