新社会兵庫ナウ

水脈(2022年8月24日号)

2022/08/24
 「黄金の3年」。選挙勝利の傲りのなせるわざか、自民党は向こう3年間、国民の審判を免れるだろうとの予測で、こううそぶいている▼さらに選挙最終盤の安倍元首相の銃撃死を民主主義のための犠牲と飾りたて、葬儀は国葬こそふさわしいと動いた。しかし、元首相の業績を国葬をもって記念すべきだと、どれほどの国民が考えているだろうか▼政府は元首相に対する国際的評価は高いのだと言う。国際的評価?ファーストネームで呼び合うほどの親密さを誇ったプーチンやトランプが参加するのか▼時が経てば、元首相の銃創から流れたものは民主主義の輝きなどではなく、ある人物の統一教会に対する怨恨であり、安倍がそれに関わっているとする「邪推」であるとされた。だが、たちまちそれは広く拡がり、深く根を張った事実であることが露見した▼「黄金の3年」どころか、民主主義の劣化・腐敗が急速に進行している。3年前の参院選で自分の足元で起こった破廉恥極まりない選挙違反になすすべがなかった岸田首相は、今回は背中に張り付いたオンブオバケを振り払うことはできないだろう▼「国外の評価」は、一転物笑いのネタとなるだろう。国葬をさせてはならない。民主主義のために。