新社会兵庫ナウ

地域ユニオンあちこちあれこれ394(はりま)

2022/07/27
機関運営・運動の課題の改善へ
 
 今は亡き前書記長の塩谷明さんに、はりまユニオンの機関運営をはじめ、運動全般を任せきりにしていた状態から、何とか立て直しを図ろうと執行委員の努力によって、どうにか運営や運動を軌道に乗せることができた。
 今年の3月27日、はりまユニオンは第20回大会を開催した。この大会で委員長から提起されたことは、①自分も含め、3役3人が70代の高年齢、世代交代を真剣に議論していかねばならない、②世代交代を提起しても、現実は、若い現役世代は既存の労働組合の役員を担い、しかも執行部の中心という状態なので、課題として議論していこうということだった。
 経過報告で提起された機関運営や運動の現状は、①執行委員会の出席率も5割から7割でいいとは言えない、②労働相談も昼間が大半で、3役が対応せざるを得ず、対応の議論も不十分である、③ 組織も個人加盟なので他の組合員の顔も知らない。どこに勤め、どんな仕事をしているのか、わからないまま組織しているのが現状である。
 提起された課題を改善するために、①世代交代は今すぐの解決策はないが、若い世代が中心を担える役職づくりをする。②相談(面談)に出席できる時間帯を設定する。相談内容は、執行委員に事前にLINEで報告して対応を考えてもらう。③組合員には、相談内容や対応、取り組みをニュ―スで報告している。④組合員の組織化については、1年1回の大会が唯一、顔を合わせる場所になるから、この場を生かして大会終了後に近況報告の交流をしている。▼非正規雇用で身分も不安定だったから正社員登用を要求して、団体交渉で闘えた。▼解雇され、裁判で闘って損害賠償の判決が出て助けられた。▼解雇・労災補償の裁判で闘っている。▼過去に精神疾患で解雇。ユニオンで会社と交渉して解決金がとれた。以降、組合員である。―こんな話も交流できた。
 組合員とは丁寧に議論をすること、交流を継続し、ニュースで報告をすることを確認した。
 岩本義久(はりまユニオン書記長)
 
 
(機関運営・運動での課題の改善へ)