新社会兵庫ナウ

おんなの目(2022年7月27日号)

2022/07/27

初めての選挙活動
 
  今年の6月はおかざき彩子さんのおかげで人生初の体験を沢山することができました。選挙の応援です。
  私は今まで投票には必ず行ってきましたが、法外な供託金制度の話を聞き、金持ちや大組織に有利な土俵には乗りたくないと思い、選挙運動は避けてきました。けれども42歳の無名の女性が国政選挙にチャレンジすると聞き、何かお手伝いしたいと思いました。
  最初にしたことは、地元の応援集会で彩子さんを紹介する手作りの紙芝居を読み上げることでした。途中、原稿が無く、自分自身の思いを語る箇所があり、その時、必死で捻り出したのは「憲法9条は私が生まれる前からこの世に有りました。私は、私の世代の上の大人たちが作った憲法9条に護られて60年余りの人生を生きてきました。私の子、孫、その先の全ての人たちに憲法9条を手渡すことが今の大人である私のつとめです」と話をし、参加者の方々から拍手をいただきました。
  次に駅頭でのビラ配りをしました。受け取りやすい差し出し方を考えながら、「よろしくお願いします。どうぞ」と、どんどん差し出しました。受け取ってくれそうな人、くれなさそうな人を判断せず、片っ端から差し出しました。たくさんの人に素通りされましたが、たくさんの人に受け取ってもらいました。
  3回目のビラ配りの時に恐ろしいことにマイクが回ってきました。ベテランのMさん、Kさんはもちろん、初参加の方もマイクを握り、私も腹をくくるしかありません。「今まで自分は『政治というのは遠い霞ヶ関でスーツを着た高学歴の人たちが扱うもの』と思っていました。でも実は政治ってものすごく身近で私たちの暮らしに直結していて、市役所、区役所の窓口の向こうに霞ヶ関があるんです!」というようなことを喋りました。終わってみると結構気持ち良く、次に機会があれば投票の大切さを訴えたい、と思いました。
  最後の初体験は選挙カーに乗ってのウグイスです。自分がそんなことをする日が来るなんて、本当にビックリです。でも初体験つながりでやってみました。10種類ほどの短い原稿を読むだけですが、ゆっくり、はっきり、心を込めて、を心がけました。
  そんな風に楽しんだ選挙でしたが、比例区に候補者8人を擁立した社民党で当選したのは福島みずほさん1人という結果に終わりました。おかざき彩子さんの得票は17,466票。目標には遠く及ばなかったようですが、私には凄い成果だと思えます。初の挑戦で8人中、3番手に付けたのです。これからの“暗黒の3年間”を乗り切り、次の選挙に彩子さんが出てくれたら精一杯応援しようと思います。
  最後に、凶弾に倒れたことでどんどん祭り上げられている元総理にメチャメチャ違和感を感じています。モリ、カケ、桜に赤木さん、国民もマスコミも忘れた訳ではないでしょうに。
  暴力に対するNOと自民党の巧妙なプロパガンダを混同しないようにしましょう!   (あけびの会 Y.T.)
2022年7月13日号)