新社会兵庫ナウ

地域ユニオンあちこちあれこれ391

2022/05/18
ユニオンカフェでゆったりと懇談
 
 あかし地域ユニオンに結集する一人組合員は「ふれあい分会」に属するが、その多くはお互いに顔も知らないし、どんな仕事をしているかも知らない。ここ数年、「ふれあい分会」として何もできていないので、何とか交流ができないかと検討してみた結果、対象者に声掛けを分担して参加を呼びかけ、コーヒーでも飲みながら気軽に話ができる「ふれあい分会・ユニオンカフェ」を4月9日の定期大会後の第2部で開催することになった。
 第2部のためだけに駆けつけてくれた組合員もいて、「ふれあい分会・ユニオンカフェ」は30人を超える参加者となった。
 まず、参加者が自己紹介と近況報告を行った。「コロナの後遺症が労災と認定された。ユニオンに助けられた」「有給休暇は無いと言われ、ユニオンで交渉したら有給休暇が認められた。来週初めて有給休暇を取る」「私の職場では非正規には年休が無いと言っている」「配達職員と請負社員がいるが、請負社員が優遇される」「最賃が上がって、新しく入ってきた人と20年勤務している自分と給料はほとんど変わらない」「無理やり転勤させられ、2階級降格させられた」「学校給食調理員の非正規で働いているが、正規と同じ仕事をしているのに給料には差がある」「再雇用で以前と同じ仕事をしているのに、給料は大幅に下がった」「同一労働・同一賃金等の法律は労働者に都合の良いようになっているのに、職場では色々ある」等々の報告が続いた。
 こうした交流の後、最後に金平博委員長から、「労働者が会社から異常な対応を受けているとの相談が多い。ユニオンが交渉に出ていくと、会社も対応に力を入れてくる。少なくとも人間の尊厳を大事にして、人間らしく扱われるように今年1年頑張っていきたい」と締めのあいさつを受け、「ユニオンカフェ」を終了した。
 次本理(あかし地域ユニオン書記長)