新社会兵庫ナウ

水脈(2022年4月13日号)

2022/04/13
 花冷えのするなか、4月に入った。新年度の始まりだ。入社式や入庁式も行われ、入学式もある。新たな門出を祝福するように、王子公園界隈の桜はちょうど満開。見事に咲き誇った満開の桜は、艶やかで華やか。あたり一帯をも明るくしているようだ▼だが、そんな満開の桜をもってしても、人々の気持ちは真に晴れやかになりそうにない。重たい空気に社会が覆われている感がある▼3年目に入ったコロナ禍は、今なお終息への兆しは全く見えない。最近、日本の各地で大きな地震が頻発していることも気がかりだ。そして、プーチンのウクライナ軍事侵略。無差別攻撃で民間人にも多大な犠牲が出ている。報道される戦地の惨状に胸が痛む。その戦争も一つの遠因となって原油価格が上昇、諸物価の値上がりとなって、「値上げの春」もやって来た。ロシアの暴挙に乗じて国内では抑止力強化・軍拡の主張が勢いづいている▼今こそ明るい光が差し込んでくるような希望が欲しい。社会に明るさを取り戻したい。ただ、願望だけではことは始まらない。まずは身近なところから希望を見出していこう。小さくても自分で希望をつくっていくしかない▼それを心に持って、参院選・おかざき選挙に向かおう。