新社会兵庫ナウ

水脈(2020年12月8日号)

2020/12/16
 12月が来てもコロナ感染症の収束は見えてこないどころか、県内感染者数も3ケタの日が続く。移動の制限に努力をする中、高齢の親や兄弟にも思うように会えず、多くの人がもどかしい思いで日々を過ごしている一方で「Go・To」キャンペーン。専門家でなくとも今ではないだろうと疑問を感じる▼こんな事態から最近はズームやスカイプでの会議、リモート配信による講演会などが増え、ひとりでパソコン画面に向かう形が多くなっているようだ。ワードプロセッサーとしての利用が大きい私には、パソコンを持っていても慣れない操作に戸惑うことばかり。言葉の意味が理解できないことも多々あり悪戦苦闘で、あの人この人に聞いては仕事の邪魔をしている▼11月19日、新社会党県本部は公開講座を開催し、初めてYouTube配信も試みた。講師の藤原辰史さんは「コロナ禍は(政治の)抜き打ちテスト」と表現。非正規労働者を増やし続ける政治がもたらした格差・貧困だ。ひとり親世帯など生活困窮者にはスピーディーで無条件の救済をすべきだ。コロナ禍で若い女性の自殺が急増している。改憲国民投票法の審議より憲法25条の生存権をどう守るのかを議論すべき時ではないのか。