新社会兵庫ナウ

おんなの目(2023年11月22日号)
女目線から岸田政権への一考察

2023/11/22
 国民は17ヶ月連続で実質賃金は下落し、今年4月納付から雇用保険料は上がっています。政府は国民を税金奴隷か下僕としか思っていないようです。4万円の所得減税を1年だけ来年6月に実施することを検討中⁈ 小銭をばら撒いてその後には大増税が待っているのです。高給取りの閣僚など特別職国家公務員の給与は、臨時国会初日にシレッと提出。4月に遡って支払い、後期高齢者内閣は年収4千万にしがみつき国民を苦しめるのです。
 自国民が今日の生活に苦しんでいても諸外国への無償援助支援は即決実行するのに。待ったなしの国民に必要な援助には鈍で、選挙投票前に長崎補選を真似て実施するのではないでしょうか?増税はしないでこれ以上国民負担は増やさないとは言わないのです。気をつけよう、甘い言葉と自民党!減税詐欺に騙されてはいけないのです。

 岸田首相は改憲について、強い意欲で「やらなくてはいけない」と表明しました。自分の保身しか考えない人物が改憲に意欲とは? 「憲法とは政府の暴走を抑え、国民のためにあるもの」。それを政府のトップ自らが進んで変えるなど絶対にあってはならないのです。
 しかしながら、いま無理矢理、緊急事態条項を通そうとしています。感染症が流行したと言えば、緊急事態発令となり、内閣に権限を集中させて、国民の資産を没収し、裁判も無しに投獄し、国民の全てが「公権力の皮を被った私利私欲の輩」に従わざるを得なくなるのです。
 日本国憲法を過半数で改憲出来るようになる法案を通したら戦争の始まりです。
 防衛費増税・増額と「憲法改正」は「統一教会」の教義です。解散命令などと表向きは言っても、選挙で票が取れるのです。「統一教会」信者の前で「一緒に日本を神様の国にしましょう!私もご父母様の願いを果たせるように頑張ります」と絶叫した萩生田が被害者救済対策の責任者とは泥棒が警察をやっているのと同じ事です。昨年開催された「統一教会」の憲法改正推進大会では、安倍晋三に黙祷を捧げ、岸田首相は登壇して挨拶もしているのです。

 世襲と派閥が生む政治家業の弊害に気付かなければ、歌舞伎や伝統芸能のように誇れるものも無いのに、親の七光りで恥ずべき蔑まれる慣習が得がたい政治才能のように崇められるようになり、代を重ねる毎に劣化が著しい世襲政治屋だらけになります。
 政権与党として国民を守る義務を果たせず国民の税金で給料をもらっているのに政権も税金も私物化してしまい、マイナンバーカードは国民が望むこととは真逆!
取り上げていればキリがありません。日本の政治屋の年収は世界3位の高給取りで、各種手当を入れると世界1位です。議員数も7位です。

 吉田松陰→「外に媚び内を脅かす者は天下の賊である」。
 田中角栄→「国民を貧乏にさせない。憲法を守り戦争は絶対させない」。
 先達の国民を思う言葉をかみしめ、国民に寄り添い、骨のある政治家が出現してくれることに期待しながら女性目線での嘆きを終わります。  
(福田靖美)