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王子公園再整備基本計画
市は素案の見直し案を発表
大学誘致は譲らず

2022/07/13
 市民から強い反発が起きた王子公園再整備基本計画(素案)について、反対意見の多さから素案を見直すと表明していた神戸市は6月13日、素案の見直し案を発表、市議会に示した。
 それによると、大学の誘致を前提としつつ、当初4㌶としていた大学の面積を3・5㌶に縮小し、今の遊園地跡につくるとしていた立体駐車場の位置を大学の北に変更。また、動物園は今の面積を維持した上で、遊園地については動物園にふさわしいレクレーション施設を検討するとした。さらにテニスコートは2面を公園内に確保し、新たに6面をポートアイランドに新設するとした。
 遊園地やテニスコートは変則的に「存続」すると方針を転換したが、大学誘致はまったく譲っていない。
 神戸市はこの素案見直し案について、①7月14日(木)(18時30分〜20時30分)と②7月24日(日)(14時〜16時)の2回、各100人(先着順)を定員に公募して神戸市民(市内に在住・在勤・在学、事務所・事業所を有する者)を対象に意見交換会を開催する。場所はいずれも動物園ホールで、市のHP(イベント管理システム)から参加を申し込む(①の申し込みは終了しており、②は7月12日12時から20日17時まで受付)。
 
 「市民ミーティング」はパート3の集会を23日に開催
 一方、これまで2回の市民ミーティングを開いてこの問題を市民の立場から考え合ってきた「王子公園・市民ミーティング」実行委員会(事務局・こうべ保健サービス内)は、「市民ミーティング パート3」を7月23日に動物園ホールで開き、神戸市に見直し案の内容についての説明を求めるとともに、市民と神戸市との意見交換会とする。
 今後の運動の進め方などについては、同実行委員会事務局の金丸正樹さんに「私の主張」欄で提案してもらった。

私の主張(2022年7月13日号)「王子公園再整備問題 運動は第2ステージへ 市民参画が追及課題」(市民ミーティング実行委員会事務局 金丸正樹)