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参院選、23年自治体選へ全力
新社会党兵庫県本部が第28回定期大会
おかざき彩子さんが決意表明

2022/06/08
参院選の予定候補として決意表明を行う兵庫県本部書記次長でもあるおかざき彩子さん=5月22日、明石市
 新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は5月22日、明石市勤労福祉会館で第28回定期大会を開いた。参院選の公示をちょうどひと月後に控え実質的にはその決起集会的な意味合いをも持った大会には参院選比例区に社民党の共同名簿(推薦枠)から出馬するおかざき彩子・新社会党青年女性委員会代表(同党兵庫県本部書記次長兼任)も顔を見せ、参院選への決意を語った。大会では参院選兵庫選挙区については立憲民主党公認の相崎佐和子さんを推薦することも決めた。
 大会はこの1年間の物故党員への黙とうから始まり、粟原委員長がまずあいさつ。「ウクライナの事態に乗じて国内でも軍備増強が声高に語られるなか、改憲と9条破壊へと進む改憲派による3分の2を何としても阻止しなければならない」と参院選を位置づけ、「そのことに小さい政党ながらも積極的に責任を果たそう」と、社民党・比例区共同名簿への参加の意義を述べた。そして、「若い候補者で闘える参院選をテコに、ひきつづく自治体選でも一人でも多くの議員をつくるため、若い力とつながり、拡げていこう」と呼びかけた。
 その後、あいさつに立ったおかざき彩子さんは、この間の〝全国行脚〟で得た多くの人たちとの出会い、そこで確認できた訴えへの共感などを具体的に紹介し、「選挙をすることで人が動くことを実感している」と述べて、これまでの手応えを語った。党中央本部からは岡崎宏美委員長があいさつを行い、仲間づくりという参院選での党の目的や課題を改めて提起した。
 今大会では政党関係のほか、この間のコロナ禍で見送られていた政党以外の団体・個人の来賓も3年ぶりに招かれ、12人から連帯と激励のエールを受けた。午後からの大会討論の冒頭には兵庫選挙区で推薦する相崎佐和子さんもあいさつした。
 大会討論では、発言通告にもとづき15人の代議員から発言が相次いだ。
 多くの市民が疑問を呈し大きな反応を示した神戸市の王子公園再整備問題への取り組みや神戸市の区役所窓口民間委託問題への取り組み、さらには高齢者の医療費2割負担化反対の取り組みや隣保館廃止反対の取り組みなどが報告された。
 また、党の総支部・支部での独自の自主的な活動・組織の強化についての発言もあった。
 討論の後半は参院選に向けた発言が集中し、7人が参院選へのそれぞれの思いを語った。おかざき彩子さんの「女・シングル、それでも生きていける社会」へという、自らの体験も明らかにしての訴えへの感動・共感、そして仲間への拡散の試み。自治体選挙準備と結合させた取り組み、若い層とのつながりと広がりを追求する青年委員会の決意、また、SNSを活用した選挙闘争の提起なども行われ、参院選への決意を盛り上げた。