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迫る戦争の危機に参院選をどう闘うか
神田香織さんらが応援エール
「共同テーブル近畿」が討論集会

2022/06/08
社民党から立候補する3人。左から服部良一さん、大椿ゆうこさん、おかざき彩子さん=5月20日、大阪市
 ロシアのウクライナ侵攻を機に9条改憲・軍事費増強が声高に叫ばれるなか、護憲の政治勢力の総結集をめざす討論集会が5月20日、大阪市内で開かれた。「共同テーブル近畿」が呼びかけたもので、約60人が参加した。
 大学院生の西尾慧吾さんの司会で始まった集会では、「共同テーブル近畿」の呼びかけ人である池田直樹弁護士の主催者あいさつのあと、講談師の神田香織さんの特別講演や、フリージャーナリストの西谷文和さん、大阪大学教授の木戸衛一さん、神田香織さんの3人によるパネルディスカッションが行われ、ウクライナ情勢と来る参院選挙をどうたたかうのかなどについて活発な討論が行われた。その中で、社民党や新社会党を中心とする共同のたたかいへの支援強化が強調された。
 集会の最後には、参議院比例区を社民党の共同名簿でたたかう大椿ゆう子さん(社民党副党首)とおかざき彩子さん(新社会党青年女性委員会代表)からそれぞれなぜ自分が立候補してたたかうのかの決意表明があった。
 おかざきさんは、ロスジェネ世代が強いられてきた厳しい生活・労働環境を自らの体験も交えながら述べ、問題は「個人の責任」ではなく社会の制度の弱さにあること、その社会をこそ変えていこうと、自分の言葉でわかりやすく訴え、会場から大きな拍手を受けた。
 東京選挙区からの立候補が決まった服部良一社民党幹事長も駆けつけて選挙への決意を述べた。
 集会は最後に、社民党の前進で改憲議席3分の2を許さないたたかいに全力をあげることを参加者全員で誓い合った。(鍋島)