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プーチンは侵略をやめろ
日本政府は外交努力と人道支援を
神戸で市民が抗議デモ

2022/04/27
(上)市民デモHYOGOが呼びかけた反戦デモには約120人の市民が参加し、「侵攻やめよ」「今すぐ停戦」とアピールした=4月9日、神戸市中央区
(下)戦争させない1000人委員会ひょうごは4月6日、約100人が参加してスタンディング=JR元町駅前

 ウクライナへのロシアの軍事侵攻が始まって2か月。停戦協議は全く先が見えないどころか、ロシア軍はウクライナ東部地域への兵力増強でさらに大規模な攻撃を強める一方、NATO・アメリカの軍事支援の増強で、戦況はいっそう長期化、泥沼化の様相だ。この間、どれだけ多くの子どもを含む民間人が犠牲になったことか。そして、ロシア軍が撤退した地域からは、ロシア軍による信じがたい残虐行為、虐殺などの非道な行為の数々があきらかになってきた。
 
 こうした中、神戸では「市民デモHYOGO」が4月9日、ロシアのウクライナ侵攻に抗議する市民デモを行った。参加した約120人は、「侵攻やめよ」「今すぐ停戦」「核を使うな」「日本政府はもっと外交努力を」などとコールしながら、東遊園地を出発点に三宮センター街や元町商店街などを通って戦争反対のアピールを行った。
 デモに先立ち、参加者らは東遊園地南の新花時計前で簡単な集会を持ち、「ロシアによるウクライナへの武力侵攻はいかなる理由があろうとも認められない」「ロシア軍による砲撃・爆撃・銃撃により多くの市民・子どもたちが殺害されている」「これ以上の犠牲者を出さないためにも即時停戦とウクライナからの撤退を求める」「これはロシア国内を含む全世界の市民の声だ」などとしたロシア大使館への申し入れ文書を採択した(写真)。
 また、「戦争をさせない1000人委員会ひょうご」も4月6日、約100人が参加してロシアのウクライナ侵攻に抗議し即時停戦を求めるスタンディングをJR元町駅前で行った。行動では「1000人委員会」に結集する自治労、兵教組、全港湾、部落解放同盟などの労働組合・団体の代表や自治体議員らがつぎつぎとマイクを握り、即時停戦とロシアのウクライナからの撤退を求めるアピールを行った。