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弱い立場の労働者に寄り添う
あかし地域ユニオンが定期大会

2022/04/27
今年の大会はみんなが顔を合わせれる大会となって交流もはずんだ=4月9日、明石市
 明石地域ユニオン(金平博委員長)は4月9日、第24回定期大会を明石市内で開いた。
 冒頭、金平委員長は「昨年はコロナの感染拡大のために大会が書面議決となってしまったが、労働組合はやはり集まって議論するところに意義がある。医療体制の崩壊などコロナ禍で日本社会の脆弱な体質が明らかになった。弱い立場の働く人が報われない社会になっている。ユニオンは今後も組合員に寄り添った活動を進めていく」とあいさつ。
 つづいて、明石地労協人権平和センター、ひょうごユニオンやそこに結集するユニオンあしや、神戸ワーカーズユニオン、はりまユニオン、但馬ユニオンの地域ユニオンの各代表らのほか、吉田秀夫明石市議、有田成子社労士の8人から来賓あいさつを受けた。
 議案提案後の討論では、雇用破壊に関する行政への対応、ロシアのウクライナ侵攻問題、改憲派3分の2議席を阻止すべき参院選の課題などについて発言があったほか、4年にわたって裁判闘争を闘っているラピネス分会から高裁段階での和解案をめぐる報告とそれに対する分会として意見があった。
 提案された議案はすべて承認されて閉会した。
 大会終了後は第2部として、一人組合員の懇談・交流の場をつくろうと、「ふれあい分会ユニオンカフェ」が開かれ、第1部には参加できなかった組合員もかけつけ30人を超える交流会となった。
 それぞれが自己紹介と近況報告を行い、ユニオンに加入しての成果や職場の矛盾・不公正な実態などを報告し合った。