不当な刑事大弾圧をはねのけようと近畿各地から集まった700人が御堂筋をデモ行進＝12月12日、大阪市
　全日建連帯関西生コン支部（関生、関生支部）への不当な刑事弾圧を許さないと12月12日、全国同時アクションが取り組まれた。
　大阪では堀江公園で「弾圧はねのけろ！12・12全国同時アクション・大阪集会」が開かれ、近畿各府県から約700人の労働者・市民が集った。
　主催者を代表して「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」から岡崎進・ひょうごユニオン委員長があいさつ。「関生への大弾圧が始まったとき、正直言って、関生側にも何か問題があったのではという認識が私たちにもあった。だが、関生の当事者や全日建連帯労組の小谷野書記長、支援の弁護士さんらから話を聞き学習するなかで、憲法に保障された労働三権を否定する解釈改憲であると理解を深めた。当たり前の労働運動に警察権力によって刑事弾圧が加えられたことを許せば労働運動は成り立たない。共に弾圧をはねかえそう」と訴えた。
　続いて関生支部の湯川裕司新委員長が「関生支部は新体制で運動が変わるのかと思う人もいるようだが、関生支部はいささかも変わらない。この不当な弾圧をはね返すまで、みなさんと一緒に闘う」と決意を述べた。
　集会後は、イチョウの落ち葉で黄色く染められた御堂筋を難波までデモ行進。若者によるラップ調のコールが約１時間にわたって響きわたった。
　この日、全国同時アクションとして札幌、横浜、名古屋、福岡で集会や宣伝活動がとり組まれた。（小西）