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神戸市政を考える連続学習会
「市財政の現状と課題」であわはら富夫神戸市議が解説
新社会党神戸市協議会が主催
2021/09/14
神戸市財政の問題点についてあわはら富夫神戸市議が解説した=8月27日、神戸市勤労会館
新社会党神戸市協議会が主催する「神戸市政を考える連続学習会」の第3回が8月27日、神戸市内で開かれた。今回のテーマは「市財政の現状と課題」。あわはら富夫神戸市議が講師を務めた。
あわはら市議は神戸市の一般会計の現状について、2011年度からの9年間は財源対策なしの黒字決算が続いてきたが、20年度決算では、コロナ禍による税収減に加えて新型コロナ対策や湾岸道路などの投資的経費が増加した結果、財源対策(特例債71億円、財政調整基金=市の貯金の取り崩し33億円を合わせた104億円)で3億円の黒字を計上しているが、実質は10年ぶりに赤字に転落したと説明。
また、三宮再整備や大阪湾岸道路延伸の地元負担などのために今後、建設地方債が大きく膨らんでいくとも説明した(21年度には4年前からの倍増)。
21年度の予算編成段階では、コロナ禍で税増収は望めないなか、事務事業見直しについて、経常的事業の見直しや人件費削減などが盛り込まれている一方、今回は公園管理や道路補修などにも起債の検討が明記されていることが驚きだと指摘。さらに、再度の敬老パスの見直しや国保窓口のパソナへの委託など、住民サービスに関わるものの見直しが続くことが予想されるとし、三宮再整備の新たな見直しや、大阪湾岸道路建設事業の事業年度を遅らせることなどが優先されるべきだ、と主張した。
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新社会党神戸市協議会が主催する「神戸市政を考える連続学習会」の第3回が8月27日、神戸市内で開かれた。今回のテーマは「市財政の現状と課題」。あわはら富夫神戸市議が講師を務めた。
あわはら市議は神戸市の一般会計の現状について、2011年度からの9年間は財源対策なしの黒字決算が続いてきたが、20年度決算では、コロナ禍による税収減に加えて新型コロナ対策や湾岸道路などの投資的経費が増加した結果、財源対策(特例債71億円、財政調整基金=市の貯金の取り崩し33億円を合わせた104億円)で3億円の黒字を計上しているが、実質は10年ぶりに赤字に転落したと説明。
また、三宮再整備や大阪湾岸道路延伸の地元負担などのために今後、建設地方債が大きく膨らんでいくとも説明した(21年度には4年前からの倍増)。
21年度の予算編成段階では、コロナ禍で税増収は望めないなか、事務事業見直しについて、経常的事業の見直しや人件費削減などが盛り込まれている一方、今回は公園管理や道路補修などにも起債の検討が明記されていることが驚きだと指摘。さらに、再度の敬老パスの見直しや国保窓口のパソナへの委託など、住民サービスに関わるものの見直しが続くことが予想されるとし、三宮再整備の新たな見直しや、大阪湾岸道路建設事業の事業年度を遅らせることなどが優先されるべきだ、と主張した。