戦後60年の2005年から始まったピースフェスタ明石の一風景。今年はコロナのためメイン行事などが中止になった＝8月15日、明石市・アスピア明石
　第17回ピースフェスタ明石が8月13日から22日までの期間、明石市内の2会場を使って開かれた。同フェスタは、明石地労協人権平和センターをはじめ、多くの市民団体、労働団体、諸団体、個人などで構成する実行委員会が毎年夏に主催し、「平和、いのち、子ども」をスローガンに掲げる。
　13日から始まったアスピア明石での「ウォールギャラリー展示」では、「原爆と人間」展としての写真パネルをはじめ、核兵器禁止条約についての解説、「ピースフェスタ明石の歩み」などが展示された。夏休みで親子連れの姿も目立った。
　なお、18日から22日まで明石市立勤労福祉会館で予定されていたフェスタの企画のうち、22日のメイン行事である絵本作家田島征彦さんの講演会や21日の「市民による戦争体験談」の集いなどは、新型コロナ感染の急激な拡大のために中止となり、「田島征彦（たじまゆきひこ）の世界〜明石・淡路⇔沖縄　想いを馳せて〜」と題しての絵本『せきれい丸』の原画展や、憲法、沖縄、フクシマ、原爆と明石空襲などに関するパネルや戦時下の暮らしの品々の展示だけとなった。