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つなぐ議員団街頭市政報告会2回目の街頭市政報告会

2021/04/27
雨が降る中で行われた2回目のつなぐ神戸市議団 の街頭市政報告会=4月4日、神戸市中央区
 新社会党、無所属、神戸志民党の5人の神戸市議でつくる「つなぐ神戸市会議員団」(浦上忠文団長)が、昨年につづき2回目の街頭市政報告会を4月4日午後、三宮センター街東口で行った。
 雨の中、香川真二市議(西区選出・神戸志民党)の司会で5人の市議がそれぞれの担当分野を中心に神戸市政の問題点を指摘するとともに、その改善方向などについて発言を続けた。
 冒頭、あわはら富夫市議(幹事長、中央区選出・新社会党)が神戸市の一般会計予算案の概要について解説。コロナ禍によって140億円の税収減となり、790億円の「借金」が予定されるが、市の「借金総額」は1兆3千億円になると指摘。三宮再整備計画でさらに膨らんでいくことから、後世への負担や今後の市民サービス低下を避けるために、このコロナ禍のなかで三宮再整備計画は見直すべきだと提案していると報告した。
つづいて香川市議が神戸市の市バス、地下鉄の財政状況について解説。コロナ禍で大幅に乗客が減り、市バスで21億円、地下鉄で55億円の赤字が予想され、簡単には好転が見通せないとし、経営への民間人の登用などを提起した。
 高橋ひでのり市議(垂水区選出・無所属)は、コロナ感染拡大への対策について述べ、従来から強調してきた「広島方式」を含む検査体制の拡充や医療体制の強化を訴えた。
 小林るみ子市議(灘区選出・新社会党)はヤングケアラー、ダブルケア、介護離職など介護の実態に触れ、サービスの低下が著しい介護保険制度の問題点などを提起した。
 最後に浦上市議(東灘区選出・無所属)が「震災で培った“お互いさま精神”で市政への市民の共同参画を図り、元気な神戸を」と訴え、「雨の中でも報告会をしてよかった」と市民の参加に感謝した。聴衆からも質問や発言があり、同議員団の街頭市政報告会を激励した。
同議員団は今後、各区で街頭市政報告会を開いていく予定だ。