今回の抗議行動にも警察官が過剰な介入をしてきて行動の制約を受けた＝2月2日、尼崎市
　ユニオンあしや（小畑広士委員長）は2月2日、支援の県下の地域ユニオンの仲間と共に、正当な理由もなく2人の組合員に「自宅謹慎」を強い、3か月も賃金を支払わない新浪花運輸（株）（本社=伊丹市）に対して抗議を行う一方、尼崎市内の神戸日野自動車（株）の敷地内にある営業所の所長（直属上司）に申し入れを行った。行動には17人が参加した。
申し入れた内容は、①2人の組合員と話し合いの場を持ち、直属上司として2人の思いを受け止めること、②所長は2人が就労できるよう進言すること、の2点で、賃金を3か月も支払わない会社の暴挙に対する当たり前の申し入れ内容だ。
　抗議集会のさ中、近所の住民から“騒音迷惑”との通報があったとして警察官が1人来たが、その後、さらに2台のパトカーで8人の警官隊が到着し、12月の前回と同様、警察による過剰対応を実感することとなった。
　抗議集会終了後、社長や部長らが建物内から出て来る姿を発見。直ちに門前での抗議行動となった。社長らは「ここでは話し合いができない」と逃げようとしたが、組合員で取り巻いて30分ほど厳しく追及した。賃金をストップされた２人の生活状況を完全無視する姿勢に、改めて怒りがこみあげてくる抗議行動となった。（大野）