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【第17回ひょうご地域労働運動連絡会総会】
コロナ禍で労働運動が問われる ひょうご地域労働運動連絡会が総会

2020/12/29
コロナ禍で労働者の状況は深刻だが、団結と闘いこそが社会を変える原動力だと訴える酒井浩二議長=11月14日、明石市

 ひょうご地域労働運動連絡会(酒井浩二議長)の第17回定期総会が11月14日、明石市民会館で開かれた。
 冒頭、酒井議長(尼崎地区労)が主催者あいさつ。「コロナ禍による解雇・雇い止めなど、労働者の現状はリーマンショック時以上に深刻な状態になっているが、今後の政府の補助金打ち切りなどでより深刻な状況になるこれからが労働運動の存在がまさに問われることになる」と述べ、アメリカのコロナストライキなどを紹介しながら、「コロナウイルスは、社会を変えるのは政治や司法ではなく、労働者の団結と闘いこそが原動力だということを示し、自分たちの生活や権利を自分たちの手で切り開いていくことの大切さを教えている。新たな地域労働運動の次の一歩を」と訴えた。
 続いて、木村文貴子事務局長(神戸地区労)が1年間の活動報告と議案提案。コロナ禍の影響で活動にも大きな支障が出たが、3月にひょうごユニオンなどが全国に先駆けて取り組んだ新型コロナウイルス労働・雇用ホットラインの教訓や、兵庫労働局への緊急要望の提出、県下11の労働基準監督署との交渉などの取り組みについての報告が行われた。
 今回の総会では記念講演はなく、各組織からの活動報告を受けての交流となった。コロナ禍でもそれぞれに相談活動や平和運動、学習や交流などに奮闘している報告がつづいた。
(日置)