トピックス

【辺野古陳情署名提出】
神戸市会に「辺野古意見書」採択求めて 10970筆の署名を提出 辺野古請願署名実行委員会

2020/12/16
神戸市議会議長宛の署名10970筆を議会事務局に提出する西信夫実行員会代表=11月20日、神戸市市役所

 辺野古新基地建設についての意見書採択を神戸市会に求めている「辺野古請願署名実行委員会」(西信夫代表)は11月20日、神戸市会議長宛てに「辺野古基地建設に関する意見書採択を求める陳情」を提出、あわせてこの間取り組んできた署名1万970筆も提出した。
 陳情書では、沖縄県民は長年にわたって米軍基地の危険にさらされ、米軍関係者の犯罪等の被害に苦しんでいることを指摘。昨年2月に実施された県民投票では沖縄県民の71%以上が基地建設に反対を表明しており、国はその民意を尊重して沖縄県と誠実に話し合う姿勢が求められる、としている。
 また、太平洋戦争末期、最後の官選沖縄県知事として赴任した神戸市出身の島田叡(あきら)氏が、常に沖縄県民に寄り添い、命をかけて食料調達や県民の疎開に奔走し、激戦の中、沖縄の土となった氏の姿勢は、今も県民に敬愛されていることについても言及。このように縁が深い神戸市として、沖縄県との交流と親睦をさらに深めるとともに、地方自治を尊重する観点から、国に沖縄県と真摯に、誠実に対話を行うよう求める意見書の提出を陳情している。
(中村)