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【多井畑フィールドワーク】
里山保全運動のフィールドワーク 多井畑西地区の里山へ 憲法を生かす会・垂水

2020/12/16
里山保全運動のフィールドワークで多井畑西地区の里山を歩く=11月12日、神戸市須磨区

 「うわーっ、垂水(※)にもこんなところがあったんや!」(※正確には当地の大部分は須磨区にある)―。好天に恵まれた11月12日、憲法を生かす会・垂水が取り組んだフィールドワークに参加して多井畑西地区の里山を歩いた14人の共通した感嘆の声だった。
 案内役は、同地区里山保存運動の先頭に立ってきた憲法を生かす会・垂水代表の中島秀男さん。たっぷり2時間は歩いた現地は、畑あり、小川あり、色づいてきた木々の葉に竹林、そしてススキ……。素晴らしいロケーションは、都市近郊に残る自然保護の必要性を十二分に感じさせる取り組みとなった。
 また、年配の参加者がひいこら言いながら登った通称ボンボン山からは昔の摂津・播磨に淡路島などを一望できる絶景。ふだんとは違う角度から自分たちの住む街、そして「多井畑」との関連を意識させられ、里山保全運動へのいっそうの刺激となった。 
 なお、今回のフィールドワーク、じつは多井畑に加え、「垂水・平和マップ」も歩こうと名谷町に残る「忠孝岩」も目的地の一つだったが、2時間歩いた参加者の疲労と日没も迫ってきたために、残念ながら「忠孝岩」は断念。後日を期すこととなった。
(門永)