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【党青年学生委員会全国会議】
全国青年交流会に代わりオンラインで全国会議 新社会党青年学生委員会

2020/11/15
兵庫県本部の青年委員会はサテライト会場となった県本部事務所に集まって会議に参加した=10月18日、神戸市中央区

 新社会党青年学生委員会(委員長=福田光一・北区議会議員)は10月18日、全国青年会議をオンライン(Zoom)で開いた。毎年行われる合宿形式の全国青年交流会が今年はコロナ禍で中止となったが、交流を求める声が強く、オンラインでの会議となった。
 各地の青年委員会や青年党員は、仲間づくりや多忙な中で集まることの難しさ、党活動へのモチベーションなど、抱える課題や問題はさまざま。コロナ禍で活動が制限されるなど新たな課題も生まれるなか、今回はお互いの問題を共有し解決策を探っていこうというテーマでの会議となった。
 学生の仲間からは、「欧米左派勢力はSNSなどネット戦略の議論が進んでいて、その有用性も高いとみられている。新社会党でも遅れを取り戻すべく議論していきたいが、一緒に取り組む仲間がいない」との問題意識が出され、早急に党全体で考えるべき課題だとして確認された。そうした課題も含め、今後、全国青年委員会で定期的なオンライン会議を開いていくことになった。
 各地からの活動報告では、兵庫からは最近取り組み始めた「ドブ板行動」について報告した。「ドブ板行動」とは米のサンダース陣営にならったもので、「支持者の拡大がなかなかできないのは、市井の声を拾い上げきれていない弱さや、幅広い世代や立場を組織に取り込めていない弱さがあるからではとの問題意識のもと、地域に入って“普通の人”の声を聞かせてもらい、この活動を通して仲間づくりもしたい」という行動だ。これまで9月と10月の2回、ペアを組んで「尼崎市・陳情制度改悪反対署名」や「投票率10%アップ署名」を取りながら、尼崎市内で各戸訪問を行った。参加者からは、「思った以上に家の外に出て来てくれ、話を聞いてくれたことが新鮮に感じた」「エンジンがかかるまでに時間が要ったが、人と話し始めるとテンションが上がった」などの感想が出されている。今後も夢をもって地道に続けていきたい行動だ。
(彩)