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【高砂・平和を考える集い】
辺野古のDVD上映やヒロシマ訪問の報告 高砂で「平和を考える集い」 平和憲法を守る高砂市民の会

2020/10/17
コロナ対策も行いながらの開催に22人が参加=9月27日、高砂市

 平和憲法を守る高砂市民の会が主催する「平和を考える集い」が9月27日、高砂市内でコロナ対策の下に開かれ、22人が参加した。
 集いの第1部は、DVD『その後の辺野古―①軟弱地盤』の上映。大浦湾に広がる軟弱地盤の存在が明らかになり、防衛省は改良工事に伴う設計変更を県に申請したが、DVDはこの申請書類をもとに鎌尾彰司日本大学准教授が土木技術者の視点から具体的に詳しく解説し批判を加えた内容だ。
 民意を無視し、多大な費用と期日をかけて完成の目途もないまま工事を続ける国の暴挙に改めて怒りを覚えた。
 第2部は、被爆75年のヒロシマを今年もまた「原爆の日」に訪れたグループのうちの3人からの報告。
 「原爆の日」の前日は広島原爆死没者追悼平和祈念館で被爆体験記と原爆詩の朗読を聴き、当日は原爆ドーム前で黙祷してダイイン、中国電力までデモ行進して脱原発の座り込みを行い、午後は「ヒロシマ平和の夕べ」に参加した。被爆者や福島からの原発避難者たちの訴え、映像作家の森達也さんや原発運転指し止め判決を出した樋口英明元裁判官などの講演に学んだことを報告した。平和祈念館で聴いた被爆体験記と原爆詩の朗読の一部も朗読、若い人に伝えることの大切さや、核兵器と原発を許さず次代の若者に平和を引き継ぐ思いを語った。 (嶋谷)