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「政治とカネ」問題を考える
あわはら富夫神戸市議を講師に
加古川で第10回憲法カフェ

2024/02/23
【写真説明】あわはら富夫神戸市議の話を聞いたあとお茶を飲みながら意見交換=2月23日、加古川市

 憲法を生かす加古川・稲美・播磨の会が主催する第10回憲法カフェが2月23日、県加古川総合庁舎内の「かこむ」で開かれた。
 今回のテーマは「政治とカネ裏金づくりの真相」。講師のあわはら富夫さん(神戸市会議員)は、今回の裏金問題の発端となる告発を行った上脇博之さん(神戸学院大学教授)とも親交が深く、以前からザル法である政治資金規正法の問題点を追及していた。政党が「政策活動費」として議員個人に渡す金は使途を報告する必要が無く、ブラックボックスと言われる。政治資金収支報告書の提出義務を課しているのは会計責任者であり、今後の法改正で連座制を導入できるかどうかが鍵だと話した。また、政党交付金については、①使途制限なし、②返納義務なし、③小選挙区制度と相まって政党の劣化に繋がるなどの問題点も指摘した。
 参加者からは「自民党の派閥が解消されて、党内民主主義は成り立つのか」、「教育現場を見ていると若者の政治離れを感じる。真実を伝えようにもそれをタブー視する風潮がある」などの意見が出された。
 事務局からは「現職議員の講演は説得力があり、理解が深まった」との感想があった。
(北川)