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中東問題テーマに学習会
イスラエルによるガザ等でのジェノサイドを糾弾
芦屋市民5団体が主催

2024/02/22
【写真説明】講師の津野公男さんは複雑な中東の歴史も整理しつつイスラエルによるガザのジェノサイドを糾弾した=2月22日、芦屋市

 「今、中東で何が起こっているか?」―芦屋では2月22日、「イスラエルのガザ地区、ヨルダン川西岸に対する攻撃について考える」というテーマの学習会が、芦屋市民5団体の主催で開かれた。5団体は、芦屋地労協、市民がつくるあしや会議、芦屋「九条の会」、憲法あしやの会、あたたかく民主的な市政をめざす芦屋市民の会。23人の参加があった。
 講師の津野公男さん(「憲法を生かす会・尼崎」世話人)は、現在起こっているイスラエルによるガザ、ヨルダン川西岸に対する攻撃はジェノサイドであり、即時停止させなければならないことを強調。また、ロシアのウクライナ侵攻と異なり、停戦に追い込む条件はあるとして、欧米での世論(停戦圧力)の変化、アラブ諸国の仲介・圧力が期待できる旨の解説が分かりやすくなされた。複雑な中東の歴史の整理も行われ、参加者は詳細な資料に見入っていた。
 講演後、「パレスチナ解放の途はあるのか?」との質問等もあり、講師は「今こそ憲法9条を世界に!」という運動の必要性を強調した。
 5団体は、5日後の27日にJR芦屋駅前で学んだことを多くの市民にビラで訴えることを確認し合った。
 学習会後の講師を囲む会では、地域から草の根的な平和運動の連携をという視点からの交流が遅くまで行われた。
(大野)