トピックス

歴史的愚行・蛮行を許すな
辺野古軟弱地盤工事着工に強く抗議し即時停止を求める

2024/01/10
 防衛省は1月10日、沖縄・辺野古北側の大浦湾で軟弱地盤の改良工事に着手、石材の海中への投入を始めた。
 沖縄県が改良工事のための設計変更を認めなかったため、国が知事の権限を奪う形で県に代わって承認を代執行するという強行手段からまだ2週間も経たないなかでの工事の強行である。
政府は「丁寧な説明を続ける」と言い続けてきたが、今回も事前の協議はなく、当初予定されていた12日の着工を前倒ししての強行となった。玉城知事が「『丁寧な説明』とは真逆の極めて乱暴で粗雑な対応だ」と批判するのも当然だ。
 私たちは着工に強く抗議するとともに、工事を即刻中止し、沖縄県との話し合いを持つことを政府に求める。
 工期は9年3カ月が見込まれており、最深で90㍍ある軟弱地盤の改良のため7万本以上の砂の杭を打ち込む。完成そのものに大きな懸念があり、使用開始までは12年はかかるとされており、総工費も当初見込みの約2・7倍、約9300億円にのぼる。
 まさに歴史的な愚行であり、非現実的で、蛮行だと言わねばならない。
【編集部】