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西宮で沖縄連帯集会
9条経験NO!西宮芦屋市民アクション

2023/11/04
【写真説明】講演では「安保三文書」にもとづく「戦争の準備」が進行している沖縄の実情が紹介された=11月4日、西宮市
 
 日本国憲法公布から77年の11月4日、「9条改憲NO!西宮芦屋市民アクション」が沖縄から仲山克洋さん(弁護士)を招いて「安保三文書と沖縄の今」と題した講演会を開き、105人が参加した。
 講演前には沖縄の民謡や反基地の座り込みで歌われている歌を三線の伴奏で参加者も一緒になって歌い、会場が盛り上がったところで講演に。
 仲山さんは最初に、「なぜ今、『新たな戦前』と呼ばれるのか。その背景には昨年12月に閣議決定された『安保三文書』の存在がある」と切り出し、「現憲法は”軍事力に頼らない平和”を理念としているが、『安保三文書』は”軍事力による平和”を理念としていて、そのために戦争の準備が必要だと主張する。それは敵に負けない軍事力の強化に他ならない」と続けた。そして、 「今、南西諸島では自衛隊基地の開設や中国大陸を射程内にするミサイル基地が建設されており、まさに『戦争の準備』が進行している」と指摘した。
 今、ロシア・ウクライナ戦争、イスラエルとハマスの戦闘は世界を緊張と不安に陥れ、戦争は何の罪もない女性と子どもたちが犠牲になることを事実をもって教えている。
 「新しい戦前」を戦時にさせないために、「武力で平和は守れない」とする平和憲法の理念を私たち自身が広げていかなくてはならないと強く思える講演会となった。
(奥山)