【写真説明】大軍拡・大増税はＮＯ！と、ＪＲ加古川駅前には11団体から100人が集まった＝11月3日、加古川市

　憲法公布から77年の11月3日、「2市2町総がかり行動実行委員会」（代表＝小南浩一・元兵庫教育大学大学院教授）は、「大軍拡・大増税ストップ！　武力で平和はつくれない　つなごう憲法9条をいかす未来へ」と題した市民集会をＪＲ加古川駅前で開き、約100人が集まった（「2市2町」は加古川市、高砂市、稲美町、播磨町）。
　集会では参加した11の団体がそれぞれの思いを3分間スピーチで語り、政党では、立憲民主党、日本共産党、新社会党の3党が行った。
　スピーチはいずれも岸田政権への批判の声が相次いだ。「イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり国連総会は『人道的休戦』を求める決議を121か国の賛成で採択したが、日本は棄権をした。すべての当事者に停戦を呼びかける行為にも日本政府は態度を示さなかった」、「昨年の安保関連三文書でも明らかになったように、大幅な軍事予算の増額で敵基地攻撃能力を持ち、戦争への道を歩もうとしている」、「国民生活では社会保障費、医療費の削減と負担増、年金給付の実質削減などでたいへんだ」などの声があがった。
　集会後は、11月でも大変暑い日だったが、大きな声でシュプレヒコールを上げパレードを行った。