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「非武装・中立」について学ぶ
石河康国・新社会党前副書記長を講師に
新社会党近畿ブロック学習・交流会

2023/10/28
【写真説明】近畿の各府県本部から46人が参加し、石河康国さんの「非武装・中立」についての講演に学んだ=10月28日、大阪・PLP会館

 新社会党近畿ブロック協議会(議長=山下慶喜党大阪府本部委員長)は昨年にひきつづき1日制の近畿ブロック学習・交流集会を10月28日、大阪市内で開き、近畿の各府県本部から46人の党員が参加した。
 集会では、石河康国さん(新社会党前副書記長)による「今こそ、非武装中立を」と題した講演に学ぶとともに、当面する党としての運動課題について山崎秀一書記長から総選挙、2年後の参院選を見据えた問題提起を受けたのち、活動報告で交流を行なった。
 冒頭の山下議長の主催者あいさつののち、社民党近畿ブロックと共同テーブル近畿から来賓あいさつ。また、特別アピールとして老朽原発うごかすな!実行委員会、JAL被解雇者労働組合、連帯ユニオン関西地区生コン支部の3団体から支援要請などの訴えがあった。
 石河さんの講演は、日本社会党が非武装・中立を掲げるに至った歴史的経緯やそのなかで大きな理論的影響を与えた山川均や石橋政嗣の論点などを紹介。武力による「平和の維持」は際限のない抑止力・軍拡競争の拡大に進むしかないことを説き、「新冷戦状態」の今日の情勢では「非武装・中立」の論理こそが戦争を回避する唯一の「現実的」な選択肢であることを強調した。そして、いま日本社会の全分野で進行する戦時体制への道を許さない闘いの強化を訴えた。
 討論は時間の関係上、各府県本部1発言となったが、中間自治体選挙への準備や脱原発をはじめとする大衆運動の取り組みなど、各府県本部の活動の報告が行われた。