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最賃の取り組み強化を提起
神戸ワーカーズユニオンが定期大会

2023/08/31
【写真説明】大会の冒頭にあいさつする石上敬三委員長=8月31日、神戸市・中央文化センター
 
 神戸ワーカーズユニオン(石上敬三委員長)は8月31日、中央区文化センターで第37回定期大会を開いた。
 提案された活動方針案では、最低賃金の取り組みと組織活動・財政活動の強化が強調された。 
 討論では、「介護福祉ケアワーカーの交流会に20代の仲間が参加した。交流を積み上げユニオン加入につなげていきたい。若い仲間の集まる場を作る必要がある」(垂水支部)、「非常勤は時給50円アップ、常勤は1年間の期限付き物価サポート手当約1500円の支給で妥結した。みんなの意見を共有化することが大事だ」(ろっこう医療生協分会)、「7月に退職したが、従業員をコマとしか思っていない社長からは労いの言葉もなかった。労働委員会は終わっていないのでご支援をお願いしたい」(権田工業分会)、「23春闘では3千円の賃上げを勝ち取り、一時金も非常勤職員など最高0・9ヵ月支給も実現した。ユニオンがあったから50年間働きつづけられた」(清心ホーム分会)など8人から発言があった。
 大会は最後に、権田工業や神戸電化工業での労働組合つぶしや解雇など労働者の権利を無視する攻撃との厳しい闘いが続くなか、「あきらめることなくみんなで解決する力を持つことが、近い将来、仲間の信頼の輪を広げることになる」と謳った『私たちの友だち宣言』を採択して閉会した。
(菊地)