新社会党兵庫県本部の青年委員会は8月13日、尼崎市内で津野公男さんを講師に「平和と戦争・戦争は回避できるのか」をテーマに学習会を開いた（写真）。
　津野さんは、なぜ戦争は起こるのかという問題から話を始め、古代奴隷制社会から現代に至る歴史を追いながら、その時代ごとの戦争の目的や性格などをていねいに振り返り、現代の帝国主義の時代の戦争についてより詳しく考察した。
　また、第2次世界大戦の惨禍が生み出した国連憲章と日本国憲法（とりわけ前文）についてもその意義を読み解き、戦争をいかにして食い止めるかということについての問題提起も行われた。その最後に、現在の問題として、日本の平和憲法＝非武装中立政策を世界にという基本的立場をしっかり持ち、国家ではなく民衆が担う国家を超える国際連帯と、国連の機能強化の重要性を強調した。
　講演後の討論の中でも、現在の情勢の見方や「非武装中立」について活発な議論が行われた。