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放射能汚染水を海に流すな
日韓市民の徒歩行進 ソウル→東京

2023/08/06
【写真説明】ソウルを出発して東京に向かう李元栄さん(中央)が兵庫を通過=8月6日、明石市
 
 韓国で反原発の市民運動に関わる李元栄(イ・ウォンヨン)さん(元水原大学教授、国土未来研究所所長)は、6月18日にソウルを出発して7月18日に下関港に到着した。福島第一原発の放射能汚染水の海洋放出反対を訴え、韓国と日本の市民が東京までの1,600㎞を一緒に歩きながら、日本の国会と内閣、そして韓国政府にその意思を込めた書面を渡すことを目指す行動だ。
 ソウルから徒歩で日本の国会議事堂を目指す李さんの行進に、日本各地の脱原発・反原発、子どもたちの未来や環境に関係する運動に取り組む個人やグループが移動の行程に合わせて合流し、李さんと共に「汚染水を捨てるな」「汚染水を海洋に流すな」などのコールをしながら主に国道を歩き続けている。
 兵庫県には8月6日に到着。私の地元、明石では「脱原発明石・たこの会」が8日のJR東加古川駅からJR舞子駅までの行進に同行した。この時には広島在住のAさんが通訳としても参加、”超炎天下”の中を歩いた。
 8月13日には京都で集会。行進の途中では市民グループが交流会を開くなど、それぞれの思いを込めた取り組みを行い、9月11日に東京到着を予定している。
 無事にこの行進が達成されることを祈りつつ、福島の汚染水の放出を止める声をあげたい。
(いなだ多恵子)