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次世代につなぐ党建設を
新社会党兵庫県本部が定期大会

2023/07/23
【写真説明】2027年を見据えた党建設へ新たな一歩を踏み出そうと決意しあった新社会党兵庫県本部の定期大会=7月23日、神戸市中央区
 
 新社会党兵庫県本部(粟原富夫委員長)は7月23日、第29回定期大会を神戸市内で開いた。今大会で掲げられた主要な課題は、組織と運動を次世代につなぐための党建設にさらに新たな一歩を踏み出すこと。結果はたいへん厳しいものであったが、兵庫県本部は昨夏の参院選・おかざき彩子選挙から今年4月の統一自治体選挙へと連なる選挙闘争に若い候補者も擁立し、党の命運をかけて全力で闘ってきた。その一連のたたかいの総括の中から再確認された課題がこれだ。力不足ははっきりした。だが、次につながる新たな芽も出てきた―。これが4年後に向けた再出発の起点だ。
 開会にあたり前大会以降に亡くなった3人の党員に黙とうを捧げたのち、冒頭にあいさつした粟原委員長は、「まだまだ小さいが、頑張ってきたからこそ若い芽も育ち始めている。これをさらに大きなものに」と、その課題を強調した。
 大会には社民党・梶川美佐男県連代表、共産党・松田隆彦県委員会委員長、みどりの党・丸尾牧県本部共同代表らが出席。党中央本部からは岡崎ひろみ委員長が出席して先の定期全国大会の討論などについて報告した。
 議案提案後、昼食前から始まった大会討論では22人の代議員から発言があった。参議院選挙、統一自治体選挙の総括をめぐっては、候補者として闘った坂井大起さんや要弘太さんをはじめ9人が発言。それぞれに敗因をふくめ次への課題を浮かび上がらせた。
 組織活動や大衆運動の関係では、労働運動、各地区の憲法を生かす会の活動、脱原発運動、介護など社会保障をめぐる取り組み、さらには王子公園再整備をめぐる市民運動の取り組みなどの住民自治の分野から13の発言があり、地域での取り組みの実情や成果が具体的に報告された。
 これらの発言を踏まえ、改めて諸運動の軸となる党の組織強化・拡大の重要性が焦点化されるとともに、次の党活動の結節点となる4年後の統一自治体選挙に向け、また、それへの重要なステップとして位置付けられる尼崎市議選での新旧交代の実現に向け、党建設と大衆運動の強化への新たな歩みを始める決意を共有しようと集約された。
 新しく選出された執行部には、次世代につなぐためのひとつの手だてとして、執行部に学生を含む青年党員や女性党員の増員を行い、書記長にも新しく岡崎彩子さん(前書記次長)が就任した。
 新四役は以下の通り。▽委員長=粟原富夫▽副委員長=上野恵司、加納花枝、菊地憲之(新)、永井俊作、鍋島浩一▽書記長=岡崎彩子(新)▽書記次長=戸田恵久、中村伸夫(新以外は再)