【写真説明】（上）5月から集めた5750筆の署名を第1次分として関西学院に手渡した=7月4日、西宮市・関西学院大学
（下）関西学院大学の正門前で学生たちにも王子公園再整備計画の問題点をアピール＝7月4日、西宮市

　王子公園の再整備計画をめぐり、市民不在とも言うべき神戸市の計画遂行に対してその撤回と市民参画を求めるとともに、大学誘致に応えて応募した関西学院には応募の取り下げを求める署名運動を展開してきた『王子公園・市民ミーティング』実行委員会は7月4日、関西学院を訪ね、この間、集めた5750筆を持参して関学側に提出した。
大学側と若干の懇談を持ち、現地での住民説明会の開催などを求めた。その後、大学の正門前で、温度差を感じながらも学生に向かってアピール行動を行った。
　5月から始めた、応募の取り上げを求める署名集めの行動は、この間、王子動物園前で、水道筋商店街で、王子プール前でと、一人ひとりが署名板を持って話し込みもしながら精力的に取り組まれ、「王子公園を守りたい」という子どもから大人までの思いも集めてきた。
この署名行動は今後もお盆前まで続ける。
　さらに、同実行委員会は7月6日、6月1日に神戸市に提出した「申し入れ書」に対する市の回答をもとに、神戸市との懇談も行ったが、懇談に出席した神戸市都市局と建設局は、市民側の質問・要望に対して「持ち帰ります」「検討します」という回答での対応に終始した。同実行委員会は2回目の「申し入れ書」を手渡し、この日の懇談を終えた。（小林、上野）