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朝鮮半島に平和と統一を
兵庫区・キャナルタウン広場で
第26回統一マダン神戸

2023/05/14
【写真説明】子どもたちのパフォーマンスを楽しむ参加者たち=5月14日、神戸市兵庫区
 
 「朝鮮半島に平和と統一を」―第26回統一マダン神戸が5月14日、今回から会場をJR新長田駅前からJR兵庫駅南側のキャナルタウンに移して開催された。
開会にあたり崔孝行(チェ・ヒョヘン)実行委員長は、「朝鮮戦争の休戦から今年は70年。休戦は終戦ではなく、今も戦争は終わっていない。『2018年板門店宣言』による平和と統一の機運は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の対北強硬路線への転換、韓米合同軍事演習の反復、韓米日軍事同盟の強化により朝鮮半島とアジアにとって極めて危険な状況に変わっている。朝鮮敵視政策をやめ、休戦協定を平和協定にかえ、戦争状態を即時に終わらせることが必要だ」と訴えた。
 マダンは雨天にもかかわらず例年のように朝鮮半島の統一と平和を願う団体がたくさんの屋台などを出し、1千人を超える在日や日本の市民が訪れ、韓国料理やギリシャ料理などを楽しみながら、舞台で演じられるテコンドーや中国獅子舞、朝鮮舞踊などを見て交流を深めた。
 なお、今年の統一マダン神戸のプレイベントは4月24日に開かれ、韓統連・宋世一(ソン・セイル)委員長が「朝鮮戦争『休戦協定』締結70年 高まる戦争の危機」と題して講演した。(門永秀次)