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JAL165人の不当解雇から13年
JAL争議の早期解決を
ひょうごユニオンが集会を呼びかけ

2023/05/12
【写真説明】JHU(JAL被解雇者労働組合)の鈴木圭子副委員長が争議の経過などを報告し支援の訴えを行った=5月12日、中央区文化ホール

 「不当解雇から13年!解雇自由な社会は許さない」を掲げて「JAL争議の早期解決を支援する兵庫集会」が5月12日、中央区文化センターで開かれた。集会はJAL被解雇者労働組合(JHU)の要請に応えてひょうごユニオンが呼びかけたもの。
 集会冒頭、呼びかけ人を代表してひょうごユニオンの岡崎進委員長があいさつ。「2010年大晦日、JALのパイロット81人、客室乗務員84人の165人が整理解雇された。史上最高益のなかで解雇の必要性はなく、労組つぶしの目的が明白だ。それから13年に及ぶ闘い。ぜひ解雇の不当性と争議の経過を知って支援を広げよう」と訴えた。
 解雇後の闘いを追ったDVD『あの空に帰ろう』の上映で、不当解雇撤回の裁判闘争や不当労働行為をめぐる都労委闘争の取り組みを通して「航空の安全」と「航空労働者の権利・労働条件の向上」に真剣に取り組む労働者の姿が伝えられた。
 JHU副委員長の鈴木圭子さんからは、21年4月のJHU結成の経過やその後の取り組みが報告された。乗員組合と客室乗務員組合(CCU)は22年7月、会社の「業務委託契約による職務の提供」という提案を受け入れ争議を終結させたが、JHUは希望者全員の現職復帰と損害を補償する解決金を求めている。
 6月1日から11日まで「JAL争議の早期全面解決をめざす全国統一行動」が全国各地で取り組まれるが、兵庫ではその一環として、6月6日午後5時半からJR元町駅南で街頭宣伝行動を行う。