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兵庫の各ユニオンから21人参加
全国からは250人が参加
コミュニティ・ユニオン全国交流集会in札幌

2022/11/23
「しる・おこる・こえあげる・つながる・ひろがる・かわる」をテーマにしての全国交流集会=10月15日、札幌市
 「しる・おこる・こえあげる・つながる・ひろがる・かわる」をテーマに、第34回 コミュニティ・ユニオン全国交流集会 in札幌が10 月 15 、16 日の両日、北海道自治労会館で開かれ、全国から約250人、兵庫県からは8地域ユニオン21 人が参加した。
 その報告・感想を西村結生さん(ユニオンあしや)にして寄稿もらった。
【編集部】

 1日目は、総会に続いて、北海道の仲間の闘いの報告、市川守弘弁護士による特別講演『先祖のように自由にサケを獲りたい』が行われた。
 休憩を挟み各地区からあいさつがあり、前乗りで木曜日から北海道入りしたユニオンなど、食べ物に関する発言が多かったのが特徴的だった。夜の兵庫交流会でもジンギスカンや海鮮を堪能した。
 2日目は分科会。僕は会計年度任用職員の分科会に参加したが、兵庫の闘いの先進性を誇らしく思った。最後のまとめでは、共同代表を若手が担っていることにこの運動の将来性を感じた。
 集会で特に感銘を受けたのは市川先生の特別講演だ。先生はこのように問いかけた。サケを獲る「権利」はどの段階で発生するのか、と。結論としては、法律や制度ができる以前から権利は存在していた、それは固有の権利であり、労働者が団結して闘う権利も同様なのだと強調された。
 僕自身もオルグで似た論理を用いることがある。「ストライキとストライキ権はどちらが先にあったのか」と。それがストライキであることは誰もが即答してくれる。では違法状態のストライキは悪で、合法化されたら善なのか。
 わざわざ非合法活動を推奨するわけではないが、僕は法律があろうとなかろうと、一人一人が「普遍的な正義(そんなものがあるのかどうかも検討しつつ)」に基づいて生きることが、人類の幸福へと向かう第一歩なのだと信じている。