新社会兵庫ナウ

おんなの目(2020年3月10日号)

2020/03/10
街頭行動を続けて
 私には毎月7回、街頭宣伝行動に立つ機会があります。1つは作家の澤地久枝さん提唱の「アベ政治を許さない毎月3の日行動」(JR加古川駅)。2つめは「福島原発事故を忘れない毎月11日行動」(JR加古川駅)。3つ目は「戦争法廃止加古川駅前行動」。4つ目は「関電さん原発やめて毎週金曜行動」(JR姫路駅)です。4つ目の姫路行動は孫の守りで休むことがありますが、それ以外は休むことはありません。
 これらの街頭行動ではチラシ撒き、スピーチ、署名と3つの行動をしているのですが、私は大半、「署名行動」の方に回っています。メンバーには署名行動は苦手という方が多いです(知らない人との会話が苦手?)が、私はまったく苦にはなりません。署名行動をしていると大げさですが「人間模様」のようなものも見ることもあります。
 これらの街頭行動をしての感想です。やはり一番いやなことは嫌がらせです。「邪魔だ!」が一番多く、次に「どこの政党や、共産党か!」です。もちろん大半が無視ですがね。残念ながら「新社会党か」は今までゼロです。また、「応援しています」の方が、悲しいですが、少ないです。
 先日(2月14日)の姫路での「原発やめて金曜行動」では、通行人がわざわざ110番通報したそうで、警官が「110番があった」と、5〜6人も出てきて主催者との押し問答が行動の終わる直前まで続いていました。なぜ、市民・国民の正当な権利の街頭行動をわざわざ警察へ垂れ込むのか、日本人の「権利意識の低さ」につくづく考えさせられた日でした。
 これらの行動をしているメンバーは、もちろん高齢者が多く、いつも「若い人の参加が少ない」との声があり、「どうすれば若い人が参加してくれるか」が議論になります。私は署名行動の時、とにかく話すようにしています。なかでも、署名の比率では「高校生メンバー」など若い人が一番多いです。脱原発の署名行動では「放射能は怖くないですか?」から声掛けを始めています。高校生は、個人情報で住所を書かないようにと言われることが多いのですが、署名後には必ずチラシを渡し、「将来考えてくれる」ことを信じています。
 現に約2年前ですが、加古川駅前行動の時に一緒に行動していた党員のIさんが広島原爆のことにすごく関心を持っていた“当時22歳の青年”(K君)と知り合い、その後は「加古川高砂女性会」として何度も出会うまでになりました。彼には一昨年の8月6日の広島原爆の日に広島・平和公園内を案内してもらったり、今月15日の「平和憲法を守る高砂市民の会」総会の日のメイン講師を務めてくれるまでにつながってきました。
 地道に活動を続けることがいずれ各方面につながって行くかなと思っている毎日です。                        
(菅野順子)