新社会兵庫ナウ

おんなの目(2022年7月13日号)

2022/07/12
 「おんなの目」欄に前回載せていただいたのが、2018年12月11日号(528号)の「描き続けて13年」です。そこでは『新社会中央区版』で続いている「純子のスケッチブック」コーナーの14年11月・157号「牛窓のオリーブ園の丘より瀬戸内海を望む」を描いたところで、文は終わっています。
 今回はその続きを記したいと思います。15年1月・158号「八宮神社」。毎年、新年号には神戸市内の神社、お寺さんを描いてきました。
 5月・160号「みなと異人館」は、ポートアイランド北公園内に位置し、1906年(明治39年)、アメリカ人の貿易商人の自邸として北野町に建築されるも、後々、日本郵船の船員寮として使用されます。1981年(昭和56年)、ポートアイランド博覧会開催前にここに移築され、公開されるようになり、当時は喫茶店、休憩室、展示スペースがあり、結婚式場として利用された時もあったそうです。2008年、老朽化のために閉鎖されましたが、シスメックスが神戸市と賃貸契約後に改修してゲストハウスとしています。通常は、一般には非公開なんですが、14年10月に一般公開の時に描いたものです。
 16年6月・166号は「風見鶏の館」。16年8月・167号は「鳥取荒神神楽」。今は亡き兵庫総支部の小谷誠さんのお里、日野郡日野町根雨のお祭りに連れて行っていただいた時に見たものです。若者神楽団の伝統芸能の舞は神話を題材にしたもので、独特の節回しの歌とリズミカルな太鼓に合わせての滑稽な舞は素晴らしく、神楽を見るのも初体験で、今でもしっかりと覚えています。
 19年1月・181号の「生田神社分社」は、港島南町のこども病院の北向いに鎮座しています。
 19年2月・182号の「笑い」は富田林市。弘法大師の弟子実恵が創立した観心寺の境内の一角に鎮座している石像ですが、その表情を見ながら手を合わせると思わず微笑んでしまったものです。
 19年5月・184号は「花見」。生田川公園のあちこちでの宴会(今やコロナでなかなか楽しめませんが……)。描いた当日は市会議員選挙投票日。もちろん見事、あわはら富夫さんが9期目の当選を果たした記事も載っています。
 9月号・186号は高野山の「大塔」。20年5月・190号は「鯉のぼり」。9月・192号は福岡県朝倉市菱野の「三連水車」。神戸市界隈のスポットに限界を感じ始めた頃より旅行先で目に止まった所を描いてきました。
 21年5月・196号は「緊急事態宣言下の電車内」で、3度目の発令の時です。21年9月・198号は「空いっぱいの花火」。一番近いのが、今年5月・202号で、宮本通2丁目の筒井神社内に鎮座している「筒井舞」。こうして書いている時もその時々を思い出します。
 只今は参議院選挙中。おかざき彩子さんに働いてほしい所として、国会議事堂の絵を載せてもらいました。(純)