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今こそ“護憲第3極”の形成を
「社民党・市民連合」が街宣行動
おかざき彩子らが訴え

2022/06/21
社民党比例区予定候補のおかざき彩子さんと大椿ゆうこさんの2人が弁士となって行った「社民党・市民連合」の兵庫での街宣行動=6月12日、JR六甲道駅前
JR尼崎駅前でマイクを握るおかざき彩子さん=6月12日
おかざき彩子さん公式HP

 参院選の公示日を10日後に控えた6月12日、「社民党・市民連合」街頭宣伝キャラバン行動が兵庫県内で行われた。この日は社民党兵庫県連と新社会党兵庫県本部の共同行動として、尼崎を起点に明石まで7つのターミナル前などでの宣伝行動を行った。弁士を務めたのは、社民党比例区予定候補の大椿ゆうこ・社民党副党首とおかざき彩子・新社会党青年女性委員会代表(推薦枠)の2人。両党の自治体議員や党員らが行動に参加した。
 行動の出発地点はJR尼崎駅北側の道路。のぼりやポスターなど社民党の宣伝資材を周囲に配置したなかで午前10時、街頭演説会が始まった。
まず、大椿ゆうこさんが訴え。非正規労働者として解雇された自らの体験にもふれながら、非正規労働者が今や2千万人を超えるに至った日本の雇用のあり方を批判し、最近の物価高にも言及。「ひとびとのくらしが一番」と、社民党の経済政策を訴えるとともに、かつてない憲法の危機的な状況を取り上げ、抑止力強化ではなく平和外交の重要性などを訴えた。
 つづいてマイクを握ったおかざき彩子さんは、公的支援よりも自助を強い、家族に責任を押し付ける日本型の社会保障制度の問題点に切り込み、高齢者でも、障がいがあっても、また、国籍や性別で差別されることなく生きていけることができる、ひとりの人間を単位とする社会保障制度への転換こそが自分が実現したい政策だと強調。多様性を認め、ひとりひとりが大切にされる社会の実現をめざすと訴えた。強まる改憲の動きや軍拡の動きに抗して、日本が大切にすべきことは憲法9条の理念と力であり、非武装中立で平和外交に徹することが戦争から国をまもる道だと訴えた。
 尼崎での30分間の街頭演説会を終えてJR芦屋駅前に移動。その後は昼食をはさんで、JR六甲道駅前、三宮・ダイエー前、須磨区の板宿商店街、JR垂水駅前、JR明石駅前と、午後5時過ぎまで7つのスポットで街頭演説会を重ねた。