トピックス

「プーチンは侵略をやめろ」 ポテッカー掲げ抗議のアピール
平和憲法を守る高砂市民の会

2022/04/13
「ロシアはウクライナから即刻撤退せよ」のアピールも採択した「高砂市民の会」の総会とビデオ講演会=3月21日、高砂市
 平和憲法を守る高砂市民の会の第17回定期総会とビデオ講演会が3月21日、市内の福祉センターで約20人が集まって開かれた。まん延等防止重点措置がちょうどこの日までとなったが、3回連続の定員半数というコロナ対策の下での実施だった。
 開会の冒頭、参加者一同の思いを込めて「ロシアはウクライナから即刻撤退せよ」とのアピールを採択し、「ロシア・プーチンは侵略をやめろ!」のポテッカーを掲げて、ロシアのウクライナ侵攻に抗議するパフォーマンスを行った。
 ビデオ講演会は、昨年の8月6日の広島原爆慰霊の日に広島で実施された「ヒロシマ―平和の夕べ―」での田井中雅人さん(朝日新聞記者)の平和講演『核の時代を終わらせるために』を収録したビデオの上映で、核兵器禁止条約に署名・批准しないばかりか、オブザーバー参加さえしようとしない日本政府の姿勢の背景を考えた。「黒い雨」訴訟などでみられるように、加害側は科学的装いを凝らした社会的基準をもとに線引きして核の被害を最小化してきた数々が紹介された。また、福島での「浜通り復興計画」のモデルとなっている米のハンフォードの現状にも触れて警鐘を鳴らした。
 原発は、表向きは平和目的だが、原爆の材料を造る装置でもあり、「潜在能力は保持しておきたい」がための原発への固執ではないのかとの思いを強くした。
    (嶋谷)