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平和憲法を活かす政治勢力の結集を
「共同テーブル・近畿」が発足

2022/04/13
参院選比例区の社民党・共同名簿に新社会党からおかざき彩子さんを登載して闘うことを報告する岡粼宏美新社会党委員長=3月12日、大阪市
 「平和憲法を活かす政治勢力とは何か」を掲げた「共同テーブル・近畿」発足集会が3月12日、大阪市内で開かれ、近畿各府県から90人が参加した。夏の参院選に向け、近畿エリアで改憲阻止、格差と貧困の解消、脱原発などの諸課題で一致する人びとへ結集を呼びかけていくことになった。
 「共同テーブル」は、参院選に向けて「基本政策が一致する多くの政党・政治団体・市民団体と日本を変えるためにネットワークを強化したい」と社民党が表明したことに応えて、「それを実現するために新たな運動を起こしたい」と昨年夏、評論家の佐高信さんなど学者・文化人らが中心になって市民の「プラットホーム」をめざして東京で設立された。
 近畿エリアでも、これに呼応して参院選で社民党比例区選挙に集中することが強調された。
 近畿の発足集会は池田直樹弁護士や木戸衛一大阪大学教授、河かおる滋賀大准教授ら12人が近畿の呼びかけ人となって開催された。
 集会では、「共同テーブル」発起人代表の佐高信さんによる「共同テーブルがめざすもの」と題した講演があったほか、西尾慧吾さん(学生)や加納花枝さん(アイ女性会議ひょうご)らの呼びかけ人をはじめ、社民党、新社会党、市民運動代表などからのアピールが行われた。
 このうち、新社会党の岡粼宏美委員長からは「社民党との違いを乗り越え、憲法を活かす政治勢力の形成をめざしてたたかう決意を固めた。参院選比例区の社民党・共同名簿に新社会党からおかざき彩子を搭載したたかう」との力強い決意表明があった。(鍋島)