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ひょうご描き歩き127
神戸大学食資源研究センター
(加西市鶉野町)
2022/03/23
北条鉄道・法華口駅の北方の鶉野(うずらの)町に、太平洋戦争が始まって2年目の1943年、パイロット養成のための姫路海軍航空隊の飛行場が突貫工事で建造された。その鶉野飛行場跡が戦跡として整備され、公開されている。全長1・2km×幅60mの滑走路を中心に、地下飛行指揮所などの防空壕、弾薬庫、対空機銃陣地などが残る。また、滑走路脇には川西航空機の姫路製作所組立工場も造られ、戦闘機「紫電」466機、「紫電改」44機もこの工場で製造され、ここでテスト飛行を終えて戦場へと飛び立っていった。
最近、内部に堆積していた土砂を取り除き公開されるようになった巨大な地下壕は、一見こんもりとした盛り土だが、地下は高さと幅が5m、奥行き15mという巨大な壕になっていて、自家発電装置も備えていたそうだ。
これらの戦跡巡りの途中、目にした長閑な風景がこのスケッチの神戸大学食資源教育研究センターだ。資源開発から生産までの実学の教育を担う組織として約20年前に発足。40㌶の敷地には、水田、畑地、果樹園、採草地、放牧地などが広がる。これらの生産フィールドで野菜や果樹などの品種改良の研究がなされている。(嶋谷)
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最近、内部に堆積していた土砂を取り除き公開されるようになった巨大な地下壕は、一見こんもりとした盛り土だが、地下は高さと幅が5m、奥行き15mという巨大な壕になっていて、自家発電装置も備えていたそうだ。
これらの戦跡巡りの途中、目にした長閑な風景がこのスケッチの神戸大学食資源教育研究センターだ。資源開発から生産までの実学の教育を担う組織として約20年前に発足。40㌶の敷地には、水田、畑地、果樹園、採草地、放牧地などが広がる。これらの生産フィールドで野菜や果樹などの品種改良の研究がなされている。(嶋谷)