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参院選 比例区におかざき彩子(さいこ)さん擁立
社民党比例区名簿に推薦枠で新社会党候補

2022/03/23
社民党と新社会党が合同でおかざき彩子さんの擁立を記者発表した=3且9日、東京・参議院会館
 新社会党は2月26、27日の両日に開いた第27回定期全国大会で、夏の参院選比例区を社民党の政党要件を利用した共同名簿方式で共同で闘おうとの社民党からの呼びかけに応え、新社会党兵庫県本部書記次長のおかざき彩子さん(42歳)を擁立し、社民党の共同名簿に登載して闘うことを決定した。これを受け、社民党は3月9日の常任幹事会でおかざき彩子さんの比例区名簿登載(推薦枠)を決め、同日、両党が合同で記者発表した。
 
 新社会党が参院選比例区での社民党との共同闘争を決断したのは、何よりも改憲発議の危機さえ迫る情勢のなか、野党共闘の強化のためにも、立憲と共産をしっかりつなぐ「護憲の第3極」の政治勢力の形成・強化が切実に求められているからだ。そのためにも「自前の候補者」の擁立でより主体的に選挙闘争に参加していくことは必須だ。
 また、参院選での勝利をめざす中で、来年の統一自治体選挙などでの前進につなぐ闘いと準備を進め、党員・機関紙の拡大など党の組織強化を図ることも新社会党としての目標のひとつとなる。
 さらに若い候補者で闘うことによって次世代への浸透と支持拡大を図り、新社会党の「次につなぎ、次をつくる」展望を築いていくことも、この参院選闘争での重要な獲得課題としている。
 おかざき彩子さんは岡崎宏美委員長の次女。いわゆる「ロスジェネ世代」の女性だ。「就職氷河期」のなかで、女性差別も含めて生きづらさを感じ、引きこもりも経験してきた。だが、そんな人生経験も今回の立候補を決意するバネとなった。
 東京での出馬発表の記者会見では、「いまの社会は、まだまだ女性にとって選択肢が少ない。コロナ禍の中で女性の処遇は一層深刻になっているが、自らが声をあげないと良くならない。シングルでも安心して生きていける社会にしたい」と立候補の動機を語った。また、「平和憲法の9条改悪の動きにとても危機感を持っている。戦争反対をたたかってきた先輩たちの活動を若い世代として今後に引き継いでいきたい」とも決意を語った。
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おかざき彩子(岡崎・さいこ)新社会党青年・女性委員会代表、同兵庫県本部書記次長
▼1980年、明石市生まれ▼神戸市立葺合高校英語科卒業▼神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科卒業▼2009年から新社会党兵庫県本部に勤務。総務・財政を担当し、青年運動や女性運動に関わる