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2022教育労働講座
「貧困と教育」をテーマに講演
兵庫教育労働運動研究会
2022/03/23
橋本あかねさん(大阪大学大学院助教)が講演=2月27日、神戸市長田区
兵庫教育労働運動研究会が主催する「2022教育労働講座」が2月27日、「貧困と教育」をテーマに長田区文化センターで開かれ、大阪大学大学院助教の橋本あかねさんの講演に学んだ。
フリースクールの調査・研究に関わってきた橋本さんは、フリースクールから見える貧困の問題から話を始め、文科省の授業時数カウントが認められ、様々な子どもたちの学びと居場所となる場が、費用がネックで入会や継続を断念するケースが多くなっている実情を報告した。
経済的な貧困と社会的関係の貧困がある中、統計数値を超えるボーダーライン層が増え、その生活は厳しいのに、自己責任論が根強く、非難や攻撃の目が向けられがちだ。新自由主義による企業の福利厚生からの撤退も貧困拡大の原因の一つになっているとも指摘した。
教育にも競争原理、市場原理と管理主義が導入され、サービス提供者と消費者の関係にされ、大阪を典型として、教員や子どもや保護者は、教育の目的や内容など根本的な事柄を決定する議論に参加できなくされている。
また、アメリカの例も、十数年後の日本の姿だとして紹介。チャータースクールは学校の改廃を容易にし、AIの導入は正規教員を減らし、インストラクターが肩代わりして画面に登場する。
こうした流れに抗し、差別と貧困の連鎖を断つために、と立ち上がっている西成高校の取り組みも紹介された。「描く、伸ばす、守る、繋がる」という力を掲げ、地域と繋がって、子どもたちの主体的な学びを作り出し自信と生きる力をつけようとする取り組みだ。
あらためて子どもたちの学びの場と居場所を守りたいと考えさせられる会となった。(小城)
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兵庫教育労働運動研究会が主催する「2022教育労働講座」が2月27日、「貧困と教育」をテーマに長田区文化センターで開かれ、大阪大学大学院助教の橋本あかねさんの講演に学んだ。
フリースクールの調査・研究に関わってきた橋本さんは、フリースクールから見える貧困の問題から話を始め、文科省の授業時数カウントが認められ、様々な子どもたちの学びと居場所となる場が、費用がネックで入会や継続を断念するケースが多くなっている実情を報告した。
経済的な貧困と社会的関係の貧困がある中、統計数値を超えるボーダーライン層が増え、その生活は厳しいのに、自己責任論が根強く、非難や攻撃の目が向けられがちだ。新自由主義による企業の福利厚生からの撤退も貧困拡大の原因の一つになっているとも指摘した。
教育にも競争原理、市場原理と管理主義が導入され、サービス提供者と消費者の関係にされ、大阪を典型として、教員や子どもや保護者は、教育の目的や内容など根本的な事柄を決定する議論に参加できなくされている。
また、アメリカの例も、十数年後の日本の姿だとして紹介。チャータースクールは学校の改廃を容易にし、AIの導入は正規教員を減らし、インストラクターが肩代わりして画面に登場する。
こうした流れに抗し、差別と貧困の連鎖を断つために、と立ち上がっている西成高校の取り組みも紹介された。「描く、伸ばす、守る、繋がる」という力を掲げ、地域と繋がって、子どもたちの主体的な学びを作り出し自信と生きる力をつけようとする取り組みだ。
あらためて子どもたちの学びの場と居場所を守りたいと考えさせられる会となった。(小城)