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ひょうご描き歩き126
柿本神社(明石市人丸町)
2022/02/23
学校によっては冬休みの課題として小倉百人一首を覚えてくることを課し、休み明けにカルタ大会を催すことを習いとするところもある。その中の一首にある<あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む>と詠んだ歌聖・柿本人麻呂を祀る柿本神社が明石にある。明石海峡が見下ろせる高台に、その眺めを遮るように天文科学館が建ってしまっているが、ほのぼのと在って、「人丸さん」と呼ばれ親しまれている。この神社の建つ人丸山の西麓の西鳥居前に地下水が湧き出る「亀の水」があり、延命長寿の水として崇められている。
古今和歌集に詠み人知らずの歌として<ほのぼのと 明石の浦の朝霧に 島隠れゆく 舟をしぞ思ふ>が載っているが、その作者が人麻呂だとされて、神社ではこの歌を縁起として重視しているという。この神社が祭神とする柿本人麻呂は、飛鳥時代に宮廷に使えた歌人としてよく知られ、万葉集や古今集などに400首以上が載っている。この歌聖を尊敬していた明石城主の小笠原忠政がこの地に祀ったものと、神社の歴史にある。もう一首、<天離る 夷の長通ゆ 恋ひ来れば 明石の門より 大和島見ゆ> (嶋谷)
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古今和歌集に詠み人知らずの歌として<ほのぼのと 明石の浦の朝霧に 島隠れゆく 舟をしぞ思ふ>が載っているが、その作者が人麻呂だとされて、神社ではこの歌を縁起として重視しているという。この神社が祭神とする柿本人麻呂は、飛鳥時代に宮廷に使えた歌人としてよく知られ、万葉集や古今集などに400首以上が載っている。この歌聖を尊敬していた明石城主の小笠原忠政がこの地に祀ったものと、神社の歴史にある。もう一首、<天離る 夷の長通ゆ 恋ひ来れば 明石の門より 大和島見ゆ> (嶋谷)