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がん患者支援施設を開設
常時サポートのできる場所「はまなすの家」
がん患者会「はまなすの会」
2022/02/23
今年4月から「はまなすの家」として利用される民家
西播磨地域を中心に2017年から相談会や学習会など患者支援活動を続けているがん患者の会「はまなすの会」が今年4月から常設の患者支援施設「はまなすの家」を開設する。そのメンバーから会の活動や新たな支援施設を紹介する記事を本紙に寄稿していただいた。【編集部】
「はまなすの会」とは
2017年11月に発足した西播磨地区初のがん患者会です。医療、介護の資格を持つメンバーが中心になって動き、「話せて 学べて 仲良く 助け合う」をテーマに、兵庫県揖保郡太子町を拠点に医療や介護についての講演会・がん患者サロンを毎月行っています。病気や治療で脱毛された方に「ケア帽子」も作成し、無料配布もしています。
2022年4月より空き家をリフォームして活動拠点となる「はまなすの家」を太子町米田172―1に開設します。
「はまなすの家」とは
「はまなすの会」代表と副代表はがんサバイバーです。自身のがん体験で、同じ経験(ピア)を持つ方々と話すことで不安な気持ちが安らぐ、少しでも前向きになれた、という経験からこのような場所が必要と思い、「はまなすの会」を立ち上げました。しかし、月に1回の開催では予定が合わない方や、治療スケジュールや体調の変化でサロンに参加できない方々もおられ、次回の開催まで待てずに電話での対応を行うこともあります。そこで、代表の退職を機に、いつでも気軽に寄ってもらえる常時サポートのできる場所としてボランティアで「はまなすの家」を設立します。
がんサロンやピアサポートを常時行える場所は全国でも数ヶ所と認識しています。また、場所は市街化調整区域であり、高齢者が多く住む地域ですが、周囲に店舗等もなく、集いの場所もありません。介護保険以外でのサポートを必要とされている方もいます。当会のメンバーには医療、介護スタッフがおり、各種制度のはざまの状態の方々へのサポートもできればと思っています。
国はがん治療の均てん化(※)を言いますが、都心部から離れた田舎の住民にとっては、がん治療を受けるには、時間的、金銭的、人為的な問題が大きいです。さらに、がん患者のサポートについては均てん化どころか手薄としか思えません。特に兵庫県においてはがん条例が制定されたのもつい最近とのこと。近畿圏内でもかなりの遅れをとっているとも伺います。
今や一生のうちに2人のうち1人ががんを患う時代とも言われています、兵庫県はこのままでいいのでしょうか?「はまなすの会」のメンバーは、行政の動きが見えないなら私たちにできることをやって行くつもりです。ボランティア活動であるため、多くの方々のご支援、ご協力を賜れれば幸いです。
(※)がん治療の均てん化=全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるよう、医療技術等の格差是正を図ること。
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西播磨地域を中心に2017年から相談会や学習会など患者支援活動を続けているがん患者の会「はまなすの会」が今年4月から常設の患者支援施設「はまなすの家」を開設する。そのメンバーから会の活動や新たな支援施設を紹介する記事を本紙に寄稿していただいた。【編集部】
「はまなすの会」とは
2017年11月に発足した西播磨地区初のがん患者会です。医療、介護の資格を持つメンバーが中心になって動き、「話せて 学べて 仲良く 助け合う」をテーマに、兵庫県揖保郡太子町を拠点に医療や介護についての講演会・がん患者サロンを毎月行っています。病気や治療で脱毛された方に「ケア帽子」も作成し、無料配布もしています。
2022年4月より空き家をリフォームして活動拠点となる「はまなすの家」を太子町米田172―1に開設します。
「はまなすの家」とは
「はまなすの会」代表と副代表はがんサバイバーです。自身のがん体験で、同じ経験(ピア)を持つ方々と話すことで不安な気持ちが安らぐ、少しでも前向きになれた、という経験からこのような場所が必要と思い、「はまなすの会」を立ち上げました。しかし、月に1回の開催では予定が合わない方や、治療スケジュールや体調の変化でサロンに参加できない方々もおられ、次回の開催まで待てずに電話での対応を行うこともあります。そこで、代表の退職を機に、いつでも気軽に寄ってもらえる常時サポートのできる場所としてボランティアで「はまなすの家」を設立します。
がんサロンやピアサポートを常時行える場所は全国でも数ヶ所と認識しています。また、場所は市街化調整区域であり、高齢者が多く住む地域ですが、周囲に店舗等もなく、集いの場所もありません。介護保険以外でのサポートを必要とされている方もいます。当会のメンバーには医療、介護スタッフがおり、各種制度のはざまの状態の方々へのサポートもできればと思っています。
国はがん治療の均てん化(※)を言いますが、都心部から離れた田舎の住民にとっては、がん治療を受けるには、時間的、金銭的、人為的な問題が大きいです。さらに、がん患者のサポートについては均てん化どころか手薄としか思えません。特に兵庫県においてはがん条例が制定されたのもつい最近とのこと。近畿圏内でもかなりの遅れをとっているとも伺います。
今や一生のうちに2人のうち1人ががんを患う時代とも言われています、兵庫県はこのままでいいのでしょうか?「はまなすの会」のメンバーは、行政の動きが見えないなら私たちにできることをやって行くつもりです。ボランティア活動であるため、多くの方々のご支援、ご協力を賜れれば幸いです。
(※)がん治療の均てん化=全国どこでもがんの標準的な専門医療を受けられるよう、医療技術等の格差是正を図ること。